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る横の目標を前もって定めておく。グライダーはその線上近くまでの曳航は可能である。ウインチ曳航者もそれを心得て、グライダーが限度近くになるに従って、パワーを小さくし、限度で曳航を停止しなければならない。パイロットはその瞬間をとらえ、ただちに離脱操作をする。
離脱操作
離脱の操作は、まず機体と水平にして、「離脱」と呼称して、離脱音が聞こえるように、レリーズをいっぱいに引く。操作のための音を出さずに、離脱器から発生する離脱音を聞くようにする。しかも、その操作を3回繰り返す。なお、地上からの「離脱確認」の無線信号を待ち、それまで直進する。信号があったら、「離脱了解」と返答する。自然離脱の場合でも、音を聞くだけでなく、まず、機体を水平にした後、念のために離脱レバーを3回は引く。そのあと、無線で確認する。地上のウインチからは、「離脱確認」の合図をする。
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